【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地── 昼下がり、自販機 ── [あ、とかすかな声が聞こえた。 自販機が吐き出した缶を拾おうと 屈んだ格好のまま、声の主を見た。>>400] あ。 [ほとんど同じ音を返した。 はたから見たら、結構間抜けな光景かも。 どーも、と声をかけられて、 や、と手を上げて返す。] 白瀬さん、だ。 [俺はあまり深く考えず、 君の名として認識した音を口にする。 残念ながら俺には、 女の子を下の名前で呼ぶって選択肢がない。 がこん。 自販機は、2個目のおしるこ缶を吐き出した。*] (408) 2022/10/18(Tue) 19:37:44 |