人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 店長 アン

――うさぎ穴の慌ただしい夜――

[遅れちゃった>>207、と沙弥が来たときから、心配はしていた。
 でも、彼女がここに居たがるのも知っている。知っているから、見守るだけだった。

 どちらかといえば肝が冷えたのは速崎が駆け出ていったことのほう。
 あの時ばかりは追いかけていこうかと思った。
 ただ、確かに時間が迫っていたのも本当で。早退するのを引き留めることも出来ない。
 少しだけ緊張感を持ってホールを眺めていたけれど、常連さんがメインだったのもあって、空気はひとまず落ち着いたらしい。
 葉月さんも戻ってくるようなら、ほっと息を吐いた。]
(419) papr 2023/03/06(Mon) 0:14:04