人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 “観測者” 処暑

[ 私が観測の風を強く会場内で吹かすことはない。
 吹かすことはあっても、他者には分からない程のものであろう。
 しかし、同じ“風”を使用する能力を持つ立秋の彼は、それに気付いたようだ。>>424
 晴れやかな笑顔は、常よりも更に上機嫌に見え、夏の陽を思わせた。
 その陽気さが長命故の振りであるのか?と考えたこととあったが……100年程前の記録を見るに、元々の性質が大きいのではないかと思っている。>>426
 記録された会合の様子、その能力の使い方に、変わらないなこの人は、と少々呆れが出てしまったが、彼らしいと安心もしてしまった。

 声が届く距離ではないから、小さく会釈だけ返す。
 「元気か」と問われるならば、
 それが「陽気か」という意味ならば見ての通り、常と同じくの無風状態であろうし、
 「健康か」という意味ならば、何も問題はない故に答えるなら肯定。
 そんな可愛げのない思考すらも表に出ることはなく、「そうですね、見ての通りです」というだけの、
 会話を放棄した何の面白みのない答えも、今は彼に届くことはない。 ]
(442) 2022/01/18(Tue) 15:32:00