[夢の終わりはいつだって唐突で。
ぱちん、とシャボン玉が弾けるように途切れ。]
──……、 ん
[微かな湿った匂いに、眉を寄せ。
まだ開けたくないと往生際の悪い瞼をぎゅっと瞑ったまま。
聞こえたため息。
>>388誰かが隣にいる? 誰だっけ。
ああそういえばここ、屋上だ。
なら、俺の隣にいるとすれば、きっと。]
んー……
れお、
[体をずらせば隣の気配へ、こてん、と頭を寄せる。
思った通り、少し低い位置にある肩。
これがちょうどいい感じで、よく眠いときに借りたっけ。
ああでもだんだんそれを嫌がるような素振りされて。
それから。
それから?]