![]() | 【人】 厨房担当 那岐[来客に目を向ければ、誰かを探している様子。 それがまさか自身だとは思わず。 ぱちりと互いに目が合ったところで、息を吸い込む姿に一瞬、目を奪われた。 それからの、一声。>>401] …………? [一瞬、何を言われたのか分からずに首を傾げたが。 同僚たちが彼の名を呼べば理解したかもしれない。 『葉月さん』、さっきの告白の人だ。 おそらく"された"側。 何が誤解だったのかまでは察することは出来ないけれど。 忘れてくださいというのなら、見られては不味いものだったのか。 紺色のキャスケットのつばを手で抑えて、こくんと頷く。 何やら必死の様子だったので。 出来るだけ真摯に対応したつもり。] (476) 2023/03/03(Fri) 0:00:45 |