人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 客 葉月

-回想/いつかの恋-

[初恋は中学生の頃だった。

同じクラスの、笑顔が可愛い女の子だった。
友達も多く、いつもクラスの中心にいたのを覚えている。誰にでも分け隔てなく優しくて、俺のよそった給食でも嫌がらずに食べてくれた。

そんな彼女に気持ちを伝えたくて、ラブレターを書いて靴箱に入れておいた。

「放課後教室で待ってます」

言葉通り、彼女は来てくれた。

──たくさんの友人たちを引き連れて]
(499) 2023/03/06(Mon) 12:43:09