【人】 3年生 黒崎 柚樹>>524 [あーん、とか、無理。無理だから。 照れと緊張を隠そうと努力した結果の無表情気味になっている自分の眼前に、鶏肉withフォークが差し出された。>>524 つまり、これは返礼品ということになるらしく。] え、それ1個貰うとか、多すぎ……。 [半分でいい、いや1/3でも充分なくらい、というかそもそも要らないよ?という思いをどう表現して伝えれば良いのか惑っている間、眼前にチキンは居座り続けるし、そして津崎のその手は、フォークをこちらに渡すという選択肢を最初から排除している風にしか見えない挙動だし。] …………………………。 [結局、自分が採択したのは、"その場の空気を壊さない"という行動だった。 眼を半ば閉じつつ、あ、と開けた口にチキンが押し込まれて、ちらりと見やれば、津崎の目が愉快そうに笑んでいて、 ────────ああ、なんかもう、色々、さ。 味なんて、わかるわけないよね!?!? (535) 2022/09/03(Sat) 23:22:37 |