人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 “観測者” 処暑

 
  ………………………

  ……ええ……こんにちは、冬至さん
  ……そうですか、それは、良かったです


[ 鎮座する白く丸い物体を戸惑いながら見つめ、暫く沈黙。
 いくら雪兎が白いからといって、そこには書き込めない。

 それから漸く挨拶を返した。
 処暑域は田園地帯。そして比較的温暖であるから、冬でも農作物の収穫は盛んと言ってもいい。
 ……冬至域の冬は厳しいと聞く。だから、という訳でもないが、先日も米だったか、統治域の作物だったかを渡したのだったか。
 尤も、私に料理して持ってくるなどという可愛げはないため、何時も素材丸ごとである。
 何時ぞやは改良を重ねた“食事口”にも入らず、メイドか誰かに分けてもらったこともあったか。
 ]


  ええ……そうですね、色々と


[ さて、雪兎端末というものは持ち上げることは可能だっただろうか。
 問い掛けに答えながら、触り心地の良いその白い丸を手帳の上から移動させた。 ]
(536) hoshine_k 2022/01/18(Tue) 23:43:43