【人】 専門学生 結城 しろは― 辺世と ― [辺世の顔を見ながら、真面目に話を聞いていた。 口を挟まずに一頻り聞き終えて。>>525] ……そっか。 [まずは一言、そう告げた。 芸能の世界にどういう思いがあったのか、 どういう思いで辞めてしまったのか、 そこまで踏み込むことは流石に出来なかったけれど。 考えつつも語る辺世は、どこか清々しくも見え。] 辺世くんはここに来て、新しい人生を見つけたのね。 なんか、そういうの、良いな。って思う。 …上手く言えないけど。 [彼は芸能界でこそ、 上手くいかなかったのかもしれないけど。 ちゃんと自分の人生に向き合って やりたいことを見つけようとしている。 年下なのに、自分よりよほど先を歩いている気がした。] (536) 2022/07/30(Sat) 23:29:34 |