人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 綴 千翠

[それは読めない漢字を名前につける、親の気持ち。
愛しすぎて、唯一無二の存在にしたくて
その想いを、難解な名前に込めてしまうのだと彼は言った。

私の両親は、私を無二の存在に思っていたと
ナイフで胸を刺すように、私に言う。]


  
   
────…


  

[…わかっている。

今日、初めて会った鹿賀さんは私のことは何も知らない。
だから、一般論として話しているだけ。
悪気はない。


      
────わかっている。でも…
 ]
(566) 2022/07/31(Sun) 1:33:08