【人】 古書店店主 薄氷 智詞― ロビー→展望台 ― [ 綺麗な名前だと褒められて>>608、少しむず痒くて。 照れた様子で小さく笑みを浮かべて、ラウンジを立ち去った。 案内図を手にふらふらと、歩いて行く。 途中でどこかで見たような顔の男性>>602や 着物の女性を見かけたりもしたかもしれないが、 案内図を見るの夢中だった。 少し危なっかしい足取りで、エレベータで上がっていく。 夜だし、展望から外を眺めるのもいいかと。 ちらちらとカップルの姿が見えるが、 視界には入っていないふりをして、足を進める。 カップルがいない場所を求めて進んでいくと、 女性が一人でいるのが見える>>576 カップルはいない様子であることを確認して 漸く、落ち着いて空を見上げた。 星空。 写真やプラネタリウムでしか見たことがない。] (628) 2020/07/25(Sat) 22:39:44 |