人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【秘】 寡黙 エミール → 遊蕩 ディルク

>>-7 ディルク

「いいんだろ。一応」

選ぶことすら出来ないよりは、多分。
……なんて、話してもないのに互いに自分たちが同じ転生者であることを断定しているかのよう。

心の置きどころがないのなら、置きどころを一つにしてやろうと思ったのだが。
……何故か、自分との間に繋がりが出来てしまったがそこはそれだ。

「ひとつだけ……教えれることがある」
「もし……今を捨てたとして……そして得るものはない」
「全部元に戻るだけだ、元のところに……」

ルールがある以上直接的な言葉を用いることは出来ないが伝わるだろうか。
つまりは、元の世界に戻る場合。
――死んだであろう時間に戻るということ。

「……アンタは、ここに残るものは何もないのか。
 …………俺は、ある」

自覚してしまった、執着心。
(-9) 2024/02/16(Fri) 15:08:19