【秘】 9949 普川 尚久 → 4432 貴戸 高志「……そぉ……理屈が分かりやすくて助かるな貴戸さんは。 “正しい”に君なりの理由があるの」 視線だけを一度あなたの方にやって、それから目を閉じた。 「僕はさ、貴戸さんの方が居る理由ないでしょって言うよ。 話したいこと話して、追加のご用事も終わって。 動いたから別の用事も出来たよな、汗流すとかね」 ここでした会話を思い出しながら言う。 「 僕これと似たことここで言ったけど、 黒塚さんみたいに自分の“正しい”がなくて、 他の人の評価基準でしかない人のことすごいわからない…… 」愚痴を言うように吐き捨てた。聞いてもらいたいだけで意見を求めているわけではない女子のそれを彷彿とさせるテンションだ。 「ずっと言ってるけど、僕のことて気にしなくていいの。 それでも気にする人が居るのは知っているから、 別に要らない、って言われた上でするんならしてたらいいさ」 少し身じろいで、数度の深呼吸をする間が置かれる。 「僕はここでしばらく休みますね。休みにくくはないから、 貴戸さんがご用事持ってるとこに行くんでいいんと違うかな」 居るんなら口だけなら動かすよ、付け加えて言った。 (-28) 2021/09/21(Tue) 1:09:02 |