人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【秘】 掃除屋 ダーレン → 飄乎 シヴァ

結局は騒がしい日々が戻ってくるということ。
何も変わることはないと思うと、嬉しくもあるが……

「いや、やっぱり」
「少しは落ち着いてほしいけどな」

呆れたように笑う。数年前のような、少し柔らかい声だった。

「やってるんじゃないか。
 あいつのことだから、より多くの奴が参加できるようにってさ」
「それに、魔女なんだしな」

用事のことを突かれれば、あー…と言いにくそうな声が返ってくる。
自身の頭をくしゃりとして。

「……はあ、まあ…それだけってわけじゃねえよ」
「結局、……シャーロットは、生き返らせないことにした」

「あいつと、一日だけ話して……それで、最後にするつもりだ」

結果的には何もなかったとはいえ、願いの為に襲ったこともあるし。
あなたとは関係のない話でもなかったから、伝えておきたかったのだ。
苦し紛れのそれではなかったが、やはりその声は寂しげではあっただろうけど。
(-48) otomizu 2024/02/19(Mon) 13:05:20