人狼物語 三日月国

132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】


【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「そうでもないですか」

 そっか。
 カフェの片隅、座る事だけは出来る椅子に座って、正面の先輩を見つめている。

「どんな。って……」

「……」

 思い浮かんだのは、小さな植物園で言いかけた事だ。
 あの時は息抜きの名目だったのと、彼女に言う必要性もなかったから言わないでおいた事。

「うーん……。
 ずっと議論とか、人が亡くなるとことか見てて。
 やっぱりこう、皆さんが生きたいって言いながら提供者に選ばれたり亡くなってしまったりするの、苦しいものがあるというか」

「で、その。
 ……移植申し込むの、やっぱりやめようかと」

 さすがの僕にも言い辛くて、少し語気が弱くなってしまった。
(-48) 2022/03/09(Wed) 23:22:38