【秘】 害獣 シャト・フィー → 枯木寒巌 メレフガラガラッ、と入口の扉が開く。 湯気越しにもその人影の大きさから、誰が来たかを特定することは容易だろう。 風呂場をぬくい水場としか思ってない獣は、いざ湯船にダイブするべく助走をつけようと、入口付近で身を屈める姿勢。勿論掛け湯なんて発想はない。 としたところで、先客に気が付く。 「んぁ、メレフさまー、だ!」 手をふりふり。を挟んだところで、行動は続行するつもり。 止められなければそのまま濡れた風呂場の床を全力でダッシュし、湯船に飛び込むだろう。 (-53) 2022/06/25(Sat) 21:24:57 |