![]() | 【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード梔子色が目に映り込む。眩しいと今も感じるけれど、貴方のその色を見慣れたのは自分だけじゃない。むしろ貴方がこちらを見るよりも早く、それを見つけていた。 貴方を見つけて、こちらを振り向かせるための手段でしかなかったモーニングティーも今となっては── 「なんだい、朝の紅茶が恋しくなった?」 わかっていて、あえてこんな聞き方で詳細を促してくる。髪の毛が少し跳ねているけれど、それも梳かれているから自然と戻る。昔とは違うから、こんな変わった聞き方でも許してくれると信じている。 (-54) 2022/03/08(Tue) 4:50:07 |