人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【独】 リヴィオ

終幕へと向かう頃、収容所内は人が減り、
残されているのは怪我人やそれに付き添う者達。
ここで怪我人がいるというのもおかしな話だが、
許されてしまっていたというのがここの真実。

しかし、それも今日で終わりだ。

これ以上、ここに雨は降らない。雲は太陽を隠さない。
晴れやかとは言い難いことも多く、多く起こるが、
それでも、空の明るさはこの街を照らしていくのだろう。

男もまた、そんな街の様子を翠眼に映し、
光差す空を眺めるはず──だった。

(-61) sinorit 2023/09/28(Thu) 3:12:10