人狼物語 三日月国

258 【身内】冬融けて、春浅し


【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉


[甘やかな囁きに、外で在る事を悔やんだ心は仕舞い込む。]

 
 ……ああ。


[そうして傾いだ彼の首筋に垣間見る――己が付けた痕。
陽の光で見る背徳感と、然し忘れられない高揚に目端に仄かに朱を刷いて笑った。]


 だが此処は、あんたの処よりも狭く、
 ……その。壁が薄いからな。


[傍に在って、自身が我慢し切れる自信がないと。囁くような呟きは相手に如何届いたか。]
 
(-84) 2024/05/13(Mon) 0:36:40