人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 新芽 テオドロ

>>-92

「どっちも」

それは軽く言うことだろうか。
まぁ、本人がそれほど気にしてない様子に見えたので、それ以上は聞かないことにする。

――きっと、言えない事情もあるのだろうし。


なんていう事を考えてるのだから、結局身内に甘い男なのだ。

「考えたくないな……実際キミ達が居なくて僕と先輩の仕事量すごかったんだ」

それこそ、あの自分磨きが好きなリヴィオが、鏡を見る時間もないほどだったのだから、どれほど仕事がためられていったかは想像に難くないだろう。
仕事に真面目な人間というわけではないが、それでもその時のことを思うと、まだ起きることも難しい身体が少し恨めしくなってしまった。
珍しい話である。

「え”……、や。冗談のつもりで言ったんだけど。
 ここでそれを頼んだら前の二の舞い……じゃなくて、後で僕がものすごく叱られることになるんだ」

ないとは思うが、ついでにキミも怒られることになるかもしれない。
事件の日の朝を思い出して、重い息をついた。
(-96) 2023/09/28(Thu) 15:08:41