【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン「……そう。………うん」 何処でもいい。…けれど人が居ない方がいい。 故に君のその選択を拒む理由は無かった。 歩き始めるなら髪を撫でる手は止まり、添えるだけ。 「……ふふッ、別にボクは……大丈夫なのに」 そう言いながらも身を預ける様は変わらず。 部屋に着いても、それは同じで。 勿論下ろす動作があれば素直に受け入れるのだが。 変わらない何かを、今尚感じ続けているかもしれない。 分からないものだとしても、それは確かな感情だから。 (-109) 2022/03/09(Wed) 1:59:00 |