
![]() | 【秘】 黎明 ロウ → 天泣 トウカ>>-121 命の重みを忘れてしまう様になるのは、正直なところかなり嫌だな。 と思えば、残り香の様に名残惜しく思えども。こちらの世界に居る方がよほど自分の性には合っているのだろう。 一方舐めた口に関しては 「は?」 と返してたかも。いつもの事。理解してもらわなくとも、別に構わない。もしも覚えていれば、偶に来て墓に酒でも備えてくれれば、それで。 ただ、そうだな。あなたにとって忘れられない様な思い出がここで作られたのなら、それは男にとっても嬉しい話だ。……言ってはやらないが。 「そ。……っていうのもあって、瘴気にはあんまいい思い出なかった筈なんだがなァ」 「……立場が違えば、あれを投げかけていたのは俺だったかもしれねぇし。 まあ、それでも。お前さんにそういって貰えるだけでも、ちっとは救われるよ。……あいつはどうだか知らねぇが、少なくとも俺は」 なんて言いながら、またウイスキーを一口。 いつかそうして自分の気持ちに整理が付けられれば。それこそ、自分にとってはこの会話が"忘れられない思い出"の一つになるのかもしれないな、なんて。 ……流石に大げさかもな。 「お前さんこの流れでそれ聞くか? 普通に生きてるし、辞めたという話も聞いちゃいねぇが。 それを知ってどうするか次第だな、教えるかどうかは」 訝し気な視線。流石に突撃したりはしないと信じてはいるが……しないよな?? (-133) 2026/07/23(Thu) 0:25:27 |