人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 Il Ritorno di Ulisse ペネロペ → Commedia ダヴィード

>>-142

どんな時であっても、腹は減るし明日は来る。
滑稽とも思えるほど当たり前に世界は回っていく。

「休みの連絡入れるついでにアマラントでも行くか。
 どうせしょぼくれたり他所行ったりで
 忙しくて行けてないだろ、お前」

これは根拠もない決め付けだ。
とはいえ慌ただしい数日だった事には間違いない。
一人で慣れない場所へ行く機を窺うには少し不自由な程度に。

「酒のあて以外に普通の飯もあるし……
 シチュー、よく作ってたんだと。
 腹にも優しいし傷にも沁みにくい、ちょうどいいだろ」

車は出さず、徒歩で向かう。ただ歩くだけでも、
何もせず助手席に座っているよりかは幾らかましだろう。
そのような考えがあってのことだった。
(-147) unforg00 2023/09/29(Fri) 1:26:19