人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 口に金貨を ルチアーノ → リヴィオ



手を弄られている様子を見て小さく笑い声を零す。
自分が訪れた時には既に目の前の貴方は魘されていて地面には既に血が滲んでいた。
さて無理やり起こしてもよかったが、体力が弱ってる友人を眠らせてやりたかったこともあり怪我を減らす方向に動いたのだ。
結果は、まあ今このようになっているのだが。

「ん? 後輩たち……あー。どれぐらいの数かね。
 それぞれ連れが居たから見送ったり、案内したり。
 俺が話聞いて病院に投げ込んだり、……ほぼ全員無事だ」

少し思い出すように目を伏せてからいくつか名前を告げてやる、男の名前は忘れがちだった。
そして大体が出ていったから貴方を迎えに来たのだとも重ねて。
ほぼ、というのは確認できていない人間もいるということだがこの状況なら仕方ないだろう。

「いつもの夢っていうにしたらハードすぎるだろそれ。
 なんだ、こどもの頃の夢かあ? 随分嫌なことをいう親だな。
 今も言ってるなら侮辱罪か名誉棄損で訴えてやったらどうだ?
 町の宝がそんな謂れのない批判を受ける方がおかしいだろう」

「存在否定なんてもの、個人の私怨以外、なんも正当性はないんだからな」

お可哀想に、同情もしていないようなわざとらしい言い方をすれば貴方の頭を撫でまわしてくる。
嫌だったなー。と笑って髪を乱せば貴方が眠らないように時々こめかみの近くを押してやったりなどした。
(-185) 2023/09/29(Fri) 12:20:48