人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ

開いて閉じかける双の眼。一部始終を見届けて、男はふんと鼻を鳴らした。
それは酷く従順な様だ。
そうして男にとってはつまらない様だった。


ぐん。既に傷んだ・・・腕を強く引く。折れた箇所が更に引きちぎられて周囲さえも傷つけただろうが、そんなこと男にとってはどうでもいいことだった。
抵抗しない貴方を引きずり上げるように椅子に座らせようとする。一度。二度。貴方がそれでもずり落ちるなら、ようやく諦めて手を離すだろう。それだって当然丁寧なものではないから、貴方は力の入らない腕を床に叩きつけることになるはずで。

その痛みに悶えている間に。
男は何かを取りに壁際に寄った。金属製のものが仕切り板に擦れる軽い音。顔を上げても背に隠れて見えないが────さて。器具を使う拷問と言えば、最もわかりやすいものがひとつ、脳裏を過ったかもしれない。
(-189) 2023/09/29(Fri) 13:02:06