人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 夜明の先へ ニーノ → リヴィオ

>>-224

「大丈夫だよ、キノコが生えてもせんぱいはかっこいい」

敢えてのそれであるとは理解できているから、こちらが返すのも軽口……ではなく普通に本心だった。
今でもやっぱり貴方のことをかっこいいと思っている、本当のこと。
さらっと伝えられた言葉には瞬きを一回、二回。
とはいえその簡潔さもまた敢えて選ばれたのだとしたら、「そっかぁ」と笑った。

「……じゃあ、運命ってことにしよっか」

「運命なので残りの散歩の時間をオレにちょうだい。
 せんぱいと話したいです」

あそこ行こう、あそこ、と貴方を連れて行こうとするのは二人で食事をした夜のベンチ。
今の状態で立ち話はさせたくなかった、場所もそう離れていなかったので丁度いい。

そうして歩調は貴方に合わせて、人の少ない夜道を二人で歩いて行く。
直にそこへと辿り着けば先に貴方を座らせたことだろう。
で、ちゃんと座ってくれたのを確認したらこちらも隣に腰掛ける。子猫をパーカーから出すとよいしょと膝の上に載せて、好きなようにさせながら。

「……せんぱい、なんで警察やめたんですか?」
(-233) 2023/09/29(Fri) 21:53:56