【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……うん、」 「…………うん。そうだね」 「きっと、できるよ。約束だ」 あなたの口から語られる『夢』にメイジはただただ頷く。 晴れた日の空に、豊かな都会に、想いを馳せる。 きっと"友達"とはそういうものだ。 それが叶う筈のない未来の話だろうとも。 思えば、メイジは友達に嘘ばかりついていた。 本当はなりたかった駄菓子屋でもなんでもなくて この怪我のことだって言えなかった、そして今だって。 このわずかな時の中、いい友達でいれただろうか。 → (-238) 2021/07/04(Sun) 17:52:19 |