人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ

絶え絶えの息に気を惹かれる・・・・
様子を確認するだけ、それ以外の何かが男の瞳で閃く。

ぐ。幾度目かの力比べの結果は見えていた。力尽きるように倒れた貴方の腕から男はようやく手を離し、そのまま顎へと移動させる。
背けようとするのを無理矢理上向かせれば寄せた眉根の下の瞳に目が合った。
見たことのない歪み方をした貴方の表情が、男にとっては。

「ふ、」

愉快だった。

男は、貴方のことをよく知らない。
男にとっての貴方は、いつも何かよくわからないことに気を遣って、それでいて楽しそうでいる手のかからない・・・・・・・先輩だ。
だから分からない。だから興味がない。
何故彼女を気にするかなんて気にならない。

気になるのはその顔色だけだ。
それがどう移り変わるのかは、興味があった。


(-265) rik_kr 2023/09/30(Sat) 4:11:38