【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 死霊術師 ペトルーシャ「……」 あくまで望んだことが起きている。 このまま変わらなくても本人は構わず。 だが、知らぬ間に壊れるようなことは、 自覚せぬままにあの人間が病むことは、 望むことではない。 ああ、勝手をしてやろうじゃないか。 止めなかった彼奴が悪いのだ。 「……ミズチの為に、払えるもんなんて、ありんせん。 これ以上、彼の救世主になんてなってやりません。 あの子が一人で生きていくのに必要な聞ける声は、 人間と同じもので、抱えられる量も同じです。 元ある姿に、そして……正しく聞ける精神になるまで、 成長するまで、壊れさすわけにはいかないんです。 彼のためなんかじゃない。 あれはあたくしの、拾い物です。 あたくしの拾った宝をゴミにしたくないだけです。 ……どんな声が聞こえてるか知りませんけどね。 あなたに頼むならもっと 自分のことを知ってからにするんでしたね。 あのおバカさんは、まったく……ご迷惑をおかけしました」 (-292) 2021/12/18(Sat) 17:48:17 |