【秘】 舞台役者 ヴィクトル → 裁判官 リーベルト─ 鬼 と 魔 ─[ 俺とリーはは互いに血肉を求め貪る、人ならざる者であり 且つ似て非なる者同士だった。 食肉衝動の強さで言えば、奴よも俺の方が格段に上だろう。 叢魔の中でも暴怒を背負ったこの身、力は常に有り余り、 持て余している。 種族の特性上代謝は非常に良く、体力の消耗も激しいので 空腹状態がデフォルトであり、食っても食っても減りが早い。 故に常に腹を減らし、美味そうなものを見つければ直ぐに欲する。 それは仲間であろうが何であろうが変わらない。 奴が悪鬼だと気付いたのは、つい最近のことだった。 ──いや、薄々とは感じていたのだが>>2:/16 当初は奴のことが憎く、喰らう選択肢は正直あった。 ここだけの話、リアル壁ドンの際、抵抗されていたなら 腕くらいは貰っていくつもりだった。 知らぬ間に、奴が日々感じ始めていた願望>>-215と、 俺自身、同じことを考えていた。 違いがあると言えば、俺は「自覚があり」「初めて」では無い、程度。] (-372) 2019/04/24(Wed) 0:19:29 |