人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【独】 摘まれた花 ダニエラ

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ことり、と。
窺うような表情に、女は首を傾ける。

「…んー。」
「……んー…。」

言葉を受けて、少しして。
えへ…と力なく笑った。
作り笑顔にしては下手くそすぎるそれは、きっと
いつもの
と少し違う。

「ミネはあ。」
「ふふ。あたしを甘やかすのがあ、じょおず」

額をこつんと、あなたに寄せて。

「…あんねえ。…あたし」
「こわいんだあ。」

甘やかな声。

「お母さんみたいに」
「アレッサンドロさん、いなくなるんだあって」
「…でも」

「ずっと、勝手な上司さんだったしい」
「今更だなあって思うのも、あってねえ」

重ねた手が僅かに、ぴくんと震えた。
(-410) 2023/10/01(Sun) 19:17:20