人狼物語 三日月国

167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】


【見】 郵便切手 フラン

【バー:アマラント】

「………あれ」

石階段を降りた先の扉。
業務の終わった後に息抜きがてら訪ねてみたら、
そこに提げられた『CLOSED』の文字と鉢合わせた。
帽子のつばを持ち上げてそれをまじまじと見る。
他の訪問客の有無があった時間かはわからない。

配達員は標識遵守が唯一の取り柄なもので、
扉を開くという発想には至らなかった。

「困ったなぁ……」

青年は肩を落として暫く立ち尽くすのだった。
(@2) 2022/08/16(Tue) 10:11:42