人狼物語 三日月国

113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】


【見】 吟遊詩人 フェリックス

>>34 スカリオーネ

「かわらぬものなどないとは思うがな」

目を細めて、あなたの言葉に表情を無くす。

「歴史と同じ。同じように繰り返すことはあれど、
斯様に等しいものはない。

骸狩り、お前もわかっているのだろう?」


「船はもう帰っているだろうよ。
安い蟹が出回っていたからな。貴族どもは喜んで食べるものもあるが、
おぞましい巨大な怪物蟹のものでもあるまいな。ハッハッハ……。」

手にしていた楽器をなぜるようにかき鳴らすと、
旋律と共に、潮風がなだらかになり、
無風になった。


「聞いておきたいのだがな、骸狩りよ。」

「お主は、なぜ死者を討つのか?」

「そして――死者とは、人の域を超えて生きる、死んだはずのものが動けば、死者か?」
(@5) protea 2021/12/18(Sat) 16:31:44