【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>89 メレフ 「おとな[わたし]が貴方を傷付けたとしたら、それはきっと愛なんだよ」 何の疑いもなく答える。まるでそれは枝から離れたリンゴが地面へ落ちるのと同じくらい、常識であるのだと言う口ぶりで。 「わたし[おとな]は子供達を愛している。だからどれだけ穢れても、どれだけ傷ついても、どんな道に進んでも。支え、教え、癒し、守り、子供達を見守るよ。全ては貴方たちを愛しているが故に」 ええ、そう。他の大人も、きっとそう。 何の疑いもなく答える。頷いた拍子に髪に留められた星の冠が歪に輝いた。 → (@5) 2021/05/30(Sun) 17:53:27 |