| [さっきは意図せず綻びた唇が。 >>@4 つと動きを止める。 名前──────は、 もう聞いて、覚えていた。 講演会のリーフレットにも載っているだろう。 どこの中学に通っているのかすら。 聞くべきことなんて、何にも見当たらなくて。 急に焦燥が喉元に迫り上がり、乾きを覚えた。 無意識に、首裏を爪先で引っ掻いて。] …………、…… よかった。さっきの、 [抑えた声音で囁く。 思い出して、ささやかな笑顔を添え。 膝上からふらり、徨い出た手を、 さりげなく退いた**] (@7) 2024/04/29(Mon) 15:05:03 |