
![]() | 【見】 神官 スイッセス─ 厨房 ─ [鬼薊は、案の定、昼食担当の神官には煙たがられた。] そう言わずに、竈を一つ貸して下さいよ。 夕食を見越しての下処理なんです。私がやりますから。 あ、勿論、昼食の配膳時には手伝いますよ。 [高度に発達しているセキュリティーシステムとは違い 竈の方はいわゆる旧式が多くを占めている様子。 予算が回らないのか、料理も修行のうちとでもいうのか。 ただ、人数分作らねばならないので、数だけは多い。 料理の美味しさは、材料費をかけるか 時間をかけるかの二択で決まるという。 システムに頼れないならば、時間をかけるしかない。 充分に沸かした湯に鬼薊を入れる。 下茹でした後は、水にさらしておく。そうすれば、 極端に硬い棘も、少しは取りやすくなるはずだ。] (@10) 2024/08/25(Sun) 0:02:46 |