 | ─ 監視室 ─ [ほんの間隙、一人だけの時間があった。 中庭を望むベンチに深く思索するような面持ちで 座っている若者の姿が見えた。 >>206 ──ラグナだ。 かつて、彼の食事の作法の悪さに 眉を顰めた神官もいた。 >>0:335 スイッセスもその神官達の傍にいたが 眉をひそめた理由はその限りではなかった。 ……彼の髪色が、昔の自分を思い出させたからだ。 そのため、作法を指導するにあたり つい厳しく当たってしまった時も あったかもしれない。*] (@12) 2024/08/29(Thu) 2:17:20 |