【見】 技術指揮 シトゥラ>>@14 「……お話済みました?」 ぼんやりと、トラヴィスの言葉と、プルーの言葉、キエの言葉をきいた。 正直中身は頭の中に入ってきていない。なぜならすることが変わらないからだ。 全て、何を為そうが関係ない。もうすでに決まった答えがそこにある。 「よかったですね、トラヴィス。許してもらえている雰囲気で。 俺は実際のところどのような選択をしても、良かったのですが。 せっかくですし、二人では補完されない俺の要望を伝えましょうか。 あなたが、自らの力では絶対わかってくれないことです。 言う必要が無いと思っていたから、だまっていたことです。 私もどうやら変わらないと仲間はずれのようですし」 「何も言わないままだと、プルーを悲しませることにも繋がりそうですから」 貴方のためではないですよ。と告げて、息を吸った。 「あくまで主観のはなしです。 俺はあなたの選択を決める権利もない、 ましてや責任も持つ気はありません。 将来を共にする相手としても選んでいない上に、所詮お互いの友人ですよね? 関係や時間の終わりいつかは来るんですよ、貴方が馬鹿な悪魔のような男に誑かされた時点で。 いや……勝手に嵌まって抜けられなくなっている時点で、の間違いか。何を排除したって俺たちにはつきまとい続けます」 独り言のように思考を整理していく。 お互いの立場をわざわざ説明してやる ▽ (@16) 2021/10/24(Sun) 22:45:22 |