人狼物語 三日月国

242 『慰存』


【赤】 葉山 裕太郎


[乳房をひしゃげさせていた手が離れれば、指は秘部の中へと押し進む。
拒絶どころか悦びさえ示すように溢れる蜜を指先に塗ると、潤滑剤など必要ないほどに濡れていた。

自分を慰める道具がパソコンの横に置かれていれば七海の普段の行いも少しばかり想像がついて、玩具と指はどちらが良いのかと、まるで問いかけるように七海の肉襞を責めていく。
たとえ快楽に耐えられなくて溺れようとも、彼女の都合なんて一切慮ることはせず、ただ自分が満足いくまで責め立てていくだけ

欲を誤魔化すことをやめてしばらく、音のない静かな部屋で、荒い息遣いだけが響き渡っていた。]

(*0) 西 2024/01/16(Tue) 0:38:53