【赤】 “小雪” 篠花ーー回想:あるお祭の日ーー [お祭りが開かれる日は、必ず会場へ出向いて様子を見るのが慣例だ。 その年は、15の風見家の子が挨拶に来るという事だったけれど>>2:135*。] ……元気で活発な子ね。 [そこまで気を使わなくてもいいのに。と思う反面、その気遣いが嬉しくて。 ようやく来た頃に抱えられた量に、更に笑った。] 甘いものは大抵好きよ。 だから、どれが良いか悩んでしまうわね。 [その両腕に抱えられたものを見て、目が移ろってしまうのは本当のこと。だからね。] 貴方の好きなものを頂戴? [一緒に分けて食べましょう? と、答えたこともあったか。*] (*7) 2022/01/23(Sun) 1:06:31 |