人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【赤】 灯守り 立秋

[ ふわり。 ]


[やがて、立秋の手のひらから飛び出したのは、一匹の赤トンボ。夕暮れの空に浮かびあがった。その行為を何度か繰り返し、数匹の赤トンボが空を舞う。]

『立秋域では、赤トンボは捕まえてはいけないことになっているんだよ』

『人の魂を運ぶとされているからね』

[年寄りの昔話とか、それを聞いた子供の言葉だとか。
色んな人から聞く機会があったかもしれない。
先代の時からこの形だから。]

よし。
飛んでいけ。

[その声に呼応して、赤トンボたちは夕焼け空を自由に飛んで、やがて灯宮を目指して視界から消えていった。]
(*55) mikanseijin 2022/01/23(Sun) 18:07:00