【赤】 先代“小雪” 篠花「さて、どうしようかねぇ。 ……どうするのがいいと思う? 朔風払葉くん。」 [なんて言いながら、渡された資料に目を通していく。 いくつかプランは考えているが、このままだと僕が旅に出るのが一番簡単だろうか。 適当に仕事を片付けていると、この間亡くなった分家の当主の話を蛍に振られたか。] 「ん? ああ、小椿家の当主が病死した件? それは本家当主として弔辞を書くからさ。 後で見舞金と一緒に持っていってくれなーい?」 [しれっとお使いを頼んでいるが、仕事丸投げすることに比べれば可愛いものだろう。 了承の返事はすぐに取れた。その間も仕事を片付けていく。] (*82) 2022/01/22(Sat) 14:49:48 |