人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【赤】 “観測者” 処暑

 
[ 先代処暑と冬至の彼女の関わりは深い。
 ブドウの甘い、瑞々しい香りから始まった関係は、>>2:*94
 回数を重ねること、留まることを知らず。
 雪兎の入り口の大きさに合わせて小さいものを。大きいものも、偶に直接彼女に送っていた。
 彼女からも色々な物が返ってきた。送られてくる可愛らしいものが、先代は好きだった。
 中でも金平糖が多いことに気付いたならば、ある時「金平糖がお好きなんですか?」と、臆面もなく尋ねたこともあっただろう。>>2:*95

 しかし、こうして彼女が態々訪ねてくるのは珍しい。
 不思議そうに彼女を見ると、足元には“蛍”であるゆきうさぎ。
 小さい身体に合わせるようにしゃがみこんで挨拶を。
 それから、腕の中に見覚えのない、“新しい”蛍。 ]


 「 わあ……
   いずるさん。初めまして。灯守り・処暑です……うん? 」


[ 元気よく跳ねる、ひとまわり小さい雪兎に、笑みが零れる。>>2:*98
 可愛さに温かい気持ちになりながらも自己紹介をすると、寄ってくる雪兎。
 その姿をよく見てみると……見覚えがある気がした。 ]
 
(*94) hoshine_k 2022/01/24(Mon) 20:53:08