人狼物語 三日月国

114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】


【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

  「 ―― だ、って
    きもちよくて、しんじゃいそう…… 」


 常は凪いだ海のように穏やかな瞳が丸く開かれ、
 困ったように苦く笑う彼の顔を見捉えれば
 兎はどこまでも甘えた弱音を吐き零した。

 全てを蕩かされても、良いのだけれど。
 好きな人との初めてを碌に覚えていない、というのは
 惜しいものだと女は思うから。
 ―――― おねがい、きいて? と
 欲を煽るように目の前の彼へ微笑んで。

 
(*95) 2021/12/16(Thu) 12:02:40