人狼物語 三日月国

114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】


【赤】 魔術師 ラヴァンドラ

 

 そう、だから ――
 女はてっきり、すぐに彼の熱が入ってくるものだと
 そんな風に思っていたのだけれど。


  「 ン、……んぅ……っ 」


 未だに絶頂の余韻が抜けない子宮を甘やかすように
 彼の掌が柔く下腹部を撫でるのなら。
 身体を微かに跳ねさせ、掠れた喘ぎ声を零しながら
 きゅう、と足の指先でシーツを寄せた。

 彼はただ、落ち着かせてやろうと思ったのかもしれないが。
 どこを彼に触られても快楽を拾ってしまう今では、
 寧ろ中途半端に熱を燻られるようで、――……。

 
(*96) 2021/12/16(Thu) 12:02:43