【赤】 魔剣持ち ヘイズ「はいっ。ここ、ですよね。 んっ…ここ、ですか?」 場所は分かっているつもりでも、気が急くとうまくいかない。 布を解いて、先程以上に猛った熱塊を握り、逸る気持ちを抑えて潤った場所に充てがう。 手を添えて導かれるままにゆっくり、力を込めて腰を押して。 「んっ、入って、ますっ…か? あ、あったかい…うああ…」 温かくて湿ったものに、太幹が包まれていく気がする。 ずぷり、と腰を進めながら、イクリールさんを見つめる。 僕の目は高揚に包まれて、けれどギラついてもいたと思う* (*101) 2021/12/11(Sat) 11:55:21 |