【赤】 オリト シア―― お風呂上がりに ―― [外に出れば既に基依さんの姿があって、すぐに此方の姿を見つけてくれることをくすぐったく思いながらも嬉しく思ってしまう。歩み寄れば彼の手にはお土産の包みがあって。] ……私に? 何だろう……? [虚を付かれたもののお礼と言われたら断る謂れもなく、包装を解いていく。 包みを開いたらそこには、可愛らしい紫の蝶が揺れていて。] わ、 わ [眼を丸くして喜色の色を浮かべ、かんざしと基依さんの顔を交互に見比べた。] (*227) milkxxxx 2021/05/22(Sat) 23:01:39 |