【念】 ふくろう ホウスケ[お風呂の中は、外の景色を楽しむためか 天井からの照明がついていない。 転ばないようにと足元に設置された照明は 部屋の中と同じように、暖かい色をしていた。 だけど、照明は少なくたって 昼の生き物の瑠璃人にとっても暗すぎはしないだろう。 外に向かう壁一面がガラスになっていて 月明かりが青白く差し込んで湯舟の中を照らしている。 月光は水の中で乱反射して、青く揺蕩う水面の模様が ゆらぎながら浴室の中を彩っていた。 お互いの体を清めあって湯船に浸かれば 瑠璃人のぽよんとしたおっぱいが浮力で持ち上がって 思わず揉み倒した。こんな……こんな眼福なことが…… しかし残念ながらおれは五分でのぼせた。(梟の行水)] (!30) 2021/02/28(Sun) 13:32:55 |