【念】 ふくろう ホウスケ[押し当てた場所と同じように、 瑠璃人ののどが窄まって音を出す。 押し当てた場所は、酷く狭くて、 破裂しそうな熱と、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる圧に 痛みさえ感じるぐらいだ。 それでも、当然のことながら負担は瑠璃人の方が大きくて 抗いもせずにガラスへと体を押し付ける。>>!52 瑠璃人が目を閉じて、いっそ苦し気な表情で堪えていると 長いまつげがふるふると震えて、そこからも目が離せなくなる。 ……なんでもそうだけど、最初が一番大変で 返しみたいになっている部分さえ挿入ってしまえば>>!53 あとは抵抗は少ないだろうと、ねぎらいの言葉をかけたのだけど…… さらに奥に押し進めれば、瑠璃人の息遣いは一層苦し気になって、 ……適当なこと言って悪かったなとも思うのに、妙に興奮してしまう。 瑠璃人の表情も、後ろからでは見えないとあきらめていたのに 予想外にガラスにうっすらと映り込んでいて 苦しそうなのに、上気した頬や、悩まし気に寄った眉は 悦びも感じているように見えて…… 負担を強いていると分かっていながらも どんどん理性が失われていった。] (!59) 2021/03/01(Mon) 23:01:11 |