人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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視点:


【秘】 芸術の悪魔 インタリオ → 落星 クロウリー



アレイズ、オレの可愛い仔
お前はもう死にたいんだな?

[ その声にだけは、責めるものを含まない。
  貴族の口にする菓子よりも甘く甘く、不自然に毒じみて響く。 ]
(-39) ガラシア 2022/05/26(Thu) 2:48:50

【人】 落星 クロウリー



[怯える下僕に主が向けたのは、人間の贋作じみた笑みではなく
悪魔の本質を表したような嗤い。
今ある筈もない無数の羽音の幻聴を確かに聞いた。

そう在れと定められたことすら、当人に容易に崩される。
まるで舌の上で遊ばれているようだ。
悪魔を相手に平等に始められなかった関係、契約という名の隷属。]

 ありがとうございました
 …………貴方が来なければ、どうなっていたことか

[救われたことについて、もっと言葉を尽くして礼を述べるべきだろう。
しかし、上手く浮かばず表情を保つことしか出来ない。

まるで上っ面でしかないと、きっと思われてしまっただろう。

偽り無く下僕を助けようとしたからこそ、
その意図について考え、遠い日を思ってしまう。
迅速な救出を遂げた先に書籍を所有していた事実に、
全てを知っていると確信してしまった。]
(12) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:03:07

【鳴】 落星 クロウリー



[愚かな私の脳裏に過るのは、交わした契約の内容で
傍らで今も二人を見ているネックレスのことなど考えもしなかった。

今も昔もそうだ。自分以外の魂は対価かつ悪魔の作品の材料や糧
それ以上のことなど、思ったこともない。

────復讐を謳いながら悪魔と同化した少年も、
愚かな人間の滅び行くさまを嗤うばかりで、
両親のことなどいつしか考えなくなっていた。]
(=1) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:03:24

【人】 落星 クロウリー



[強調された呼び方に含まれる皮肉。
銃口を後頭部に押し付けられるよりも背筋の冷える感覚。

想像出来ぬことでは無かったというのに、
こうして当人に突き付けられると生きた心地がしない。

奈落に縛られている筈の悪魔の瞳は、何もかも見透すようだった。
私という存在が狭小過ぎるのだろう。

主にとって好ましい在り方は、既に語られたそれ。
アレイズ=クロウリーとしての生き方を始めてから背いていた道。

悪魔が指摘した間違いは、私にとっては────*]
(13) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:03:41

【秘】 落星 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ



[きっと、救いを求める行為だったのです。
貴方ではない誰かへの。

もうとっくに、手遅れだったというのに。]
(-40) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:04:29

【秘】 落星 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ



[落とされた囁きに息を呑み、唇が戦慄く。
毒じみた甘さが何に導こうとしているのかと思えば
小さな震えが身体に宿るのは必然だった。

逃げ場は無い。
幼き日に彼の手を取ったその瞬間、私自身が消し去った。

今この時は、いつか来ると分かっていた瞬間の筈だった。]
(-41) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:04:52

【鳴】 落星 クロウリー



 ……いいえ、いいえ。私の気持ちはあの日から変わっていません
 ですから翠の星から、沢山の魂を堕とし続けていたでしょう

[今や逸らすことすら出来なくなった視線を固定されたまま。

私が貴方の鼓膜を揺らしたその声は
下僕としてあるべき言葉だっただろうか、
追い詰められても嘯く愚かさなのだろうか。

答えは聞く必要も無いことの気がした。]

 確かに、自ら表立って活動することは間違いでした
 それによりこの身は危険に晒され、
 何よりもインタリオ様の御心まで煩わせました

 まるで貴方の代理人にでもなったように、驕っていたのだと思います

[語る隙を与えずこちらのペースに巻き込み、主導権を握る。
指導者として自然と染み付いた癖は、

しかし、大いなる主に向けるには
火に入る羽虫の藻掻きのようなものだ。]
(=2) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:06:24

【鳴】 落星 クロウリー



[どれだけ外側から人間を操ったつもりになっても、
この腕は短く世界全てを収まる箱庭とは出来ない。

思いもよらない高波が、幾度も予定を狂わせ計画を破壊した。
数百年間、地上から争いが絶えたことは一度も無かった、

嘲笑い、利用し、見世物のように愉しんだつもりでいても────
いつしか、疲れ果ててしまっていた。

人道を外れた術を身に着け永くを生き続けても
地を這う生き物の、人間の一人として、
振り回されない生き方は見つからなかった。

そうまでして生きた先に、何も無かった。
]
(=3) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:07:12

【鳴】 落星 クロウリー



 ですから次は場所を変えて、自分を弁えあの頃のように……

[だから、どうか許してほしい。どうか、殺さないで。
笑いを保とうとする口許が引き攣った。

悪魔と契約を遂げる程欲深い人間。
思考と解離する本能が、今命の危機に警告を打ち鳴らす。

弱々しい動きで、己に触れる手に自らのそれを添える。
離すことを求めるのも、引き剥がさんと動くことも
躾けられた家畜には出来はしないことだった。

どれ程繕おうとも、呼吸の乱れは隠しきれない。*]
(=4) ガラテア 2022/05/26(Thu) 4:07:44

【秘】 芸術の悪魔 インタリオ → 落星 クロウリー



今更神に受け入れられるとでも思ったのか?


[ 絞首台に登る罪人と呼ぶには
  慈悲の無い苦しみを与えられるその姿を見上げながら見下して、
  奈落の悪魔は何処か記憶に重なる言葉でせせら笑う。>>0:122

  どれ程望もうとも、その身は遥か昔から穢れている。
  祝福は下りない、救いは与えられない、逃げ場はない、 ]
(-55) ガラシア 2022/05/27(Fri) 4:43:27

【鳴】 落星 クロウリー



[無慈悲に断ち切られた希望の糸、
痛みという見えない拒絶で遠ざけられた温度。

悪魔はもう何もかも、育てた人の仔から受け取るつもりが無い。
その裏切りを理解し、契約の終了を遂げることを決めてしまっている。

宙に跳ねた手の五指の強張りすら解けぬ前に、
ひゅっ、と無様な音が恐怖に収縮した喉を鳴らした。]

私、私は……

[先程まで葡萄酒を流し込んでいた筈の口内が異様に乾いている。

上手く舌が回らず口籠る。
怯えからなのか返す言葉が無いからなのか。
それは、自分でも分からなかった。まるで思考が止まったようだった。

偽りを被れなくなり、主の望みとかけ離れてしまった下僕は
まるで頼る当ても持ち合わせない子供のように、
近づく運命に、与えられる処遇に、何も出来はしなかった。]
(=10) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:48:39

【鳴】 落星 クロウリー



 ぐっ……
う……あ


[悪魔の感情が肌身に感じられるような凍てつきの中、
睨む瞳に竦む身体は最後まで抵抗らしい抵抗もしないままで
見えない手により絞め上げられ、空中へと吊し上げられる。

未だ手の中にあったブローチが落下する
暴れた足が浮き上がる最中に椅子に当たり、蹴り倒し
縄を外そうと藻掻く罪人の如く両手で首を引っ掻いても何も無い。
死の危機に貧した本能の行動は加減無く、白肌に赤い線を幾つも作り

意識を喪失し楽になることも出来ないまま、苦しみだけが延々と続く
悲鳴にも届かない呻きが、弱々しく響き続ける。]

 
あぁ……、


[色の無い濡れた一筋が閉じた目の縁から生まれたのは、
心の翳りすら、全てが悪魔の手の上だったと知ったからなのか
記憶の自分と重なる言葉を耳にしたからなのか。
きっと、どちらもだ。

己の身一つ自由に出来ない拷問の中、
主が語った通り、彼の物としての自分を認識させられる。

────悪魔の言うとおりだ。なんと不相応な願いだっただろう。]
(=11) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:49:10

【秘】 落星 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ



[Zorahの人生には何もありはしませんでした。

同胞を見下し、邪悪なる者に傅き彼らを捧げる私が心を寄せるわけもなく
姦淫はただ、誘惑と儀式の為の行為としてしか意味を為さず。

人としての機能を保ちながらその域を越えた時間を生きる身として、
決して一箇所には留まれはせず、知る者も少なく。

そんな生き方で、
魔術の探究と契約の遂行以外に意味など見つけられはしません。
幼すぎた子供には、その遠き未来は悟れるものではありませんでした。

Arraysの人生には貴方以外何もありはしませんでした。]
(-115) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:49:50

【鳴】 落星 クロウリー



[────それでも、
家畜として喰われるのは、邪教の徒として裁かれるよりも恐ろしかった。
愚かな人間は、自ら選んだ結末に恐怖してしまった。

悪魔が、奈落の王が。
貴方が私を人でなしにはしてくださらなかったからだ。
半端者の信仰者に留めてしまったからだ。]

っ……

[吊り上げられ、落とされて。
転がる椅子の傍らに、倒れ込む様は思うがまま遊ばれる玩具の如く。
激しく咳き込み、必死に酸素を取り入れる。

これから終わる命でも、身体は懸命に生きようとしてしまう。]
(=12) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:50:16

【鳴】 落星 クロウリー



[虚ろな目がいつかを模すように、身を伏したまま悪魔を見上げる。

かつての邂逅よりも翠と黒黄には距離があり、
背の高い彼の顔を視界に捉え続けるのは
虐げられた冷えた身体にはとても億劫ではあったけれど。]


 
暗闇は、怖いよ


[幼い響きが短く思いを告げた。

全てを受け入れた魔術師は、今や畏れを顕にする下僕の表層を崩し
成長しなかった歪んだ少年の本性を剥き出している。

再び生まれた流れが頬を伝う。
溢れ出した河のように、一度では終わらなかった。]
(=13) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:51:27

【人】 落星 クロウリー



[支配者の足元で、永きを生きた人の仔は啜り泣いていた。

犠牲とした魂の数、起こしてきた幾多の争いなど嘘のように、
それはただ弱々しく、邪悪さすら感じさせない。*]
(38) ガラテア 2022/05/28(Sat) 0:56:21

【鳴】 落星 クロウリー



[出来たばかりの傷に触れる細やかな痛みに少しだけ眉を寄せ、
しかし仔はされるがままに、全てを受け入れた。

与えられる優しさと世話をするような振る舞いに、
とうに残存より欠落が大きく占めていた幼少の記憶が擽られる。
……触れた冷たい唇だけは重ならなかったけれど、

それすらも含めて、まるで
愛されているみたいだ、などと錯覚を起こしてしまえば

温度を戻した声の呼びかけが、染み込んでいく。
根付いたものの上に注ぎ、積み重なっていく。

思考の沈黙を少し置いた後、翳りを帯びたままの目を細め頷いた。

帰る場所は無い。此処にしか、この悪魔の元にしか。]
(=17) ガラテア 2022/05/28(Sat) 4:09:37

【鳴】 落星 クロウリー



 僕は、役に立っていたんだね?

[注がれる毒に、擽ったそうに吐息を零す。
これから害され死にゆく者には不相応の、隠しきれない誇らしさ。

その歪みを指摘し正す存在はゲヘナにも、地上にもいない。]

 じゃあ、もう……

[楽になってもいいのかな。
彼と一つになり齎される永遠の暗闇は、穏やかなのかな。

心内で呟く愛し仔に、驚きの感情はどこにも見当たらず。

契約内容に、終わり方の詳細は定義されなかったが────
そうなることは既に予期していた。

悪魔は多分、自慢の品々の一部を取り込む必要がある時期に達している
それが定期的なものなのか、何らかの危機かは知れないけれど。]
(=18) ガラテア 2022/05/28(Sat) 4:09:57

【鳴】 落星 クロウリー



 インタリオ様、これ……

[数度瞬き、見つめたのは
いつの間にか主の手にあり、こちらの予期せぬ行動を起こした品。

それは、館を飾る芸術品の一つ。私が来た時には既にあったもの。
いつか彼の糧になる為の、保管されることに意味がある形を変えた魂。
……その筈だ。

困惑を隠さない表情で悪魔を見るが、気づけば身体は冷ややかな腕の中。
一時は硬直していたが、やがて応えるように腕を回す。

どんな顔で主が自分を抱き締めているかも分からないのに、
影のことなど視界に入るわけもなかった。

ピアスで彩られる耳に、願いを一つ囁く。*]
(=19) ガラテア 2022/05/28(Sat) 4:10:54

【秘】 悪魔の愛し仔 クロウリー → 芸術の悪魔 インタリオ



 貴方が永遠に僕を忘れないようなやり方で、
して

[恋人に身を委ねる言葉と重ねるにはあまりに歪んだその誘惑。

何も無かった筈の仔に、貴方が最期に抱かせてしまった願い。*]
(-121) ガラテア 2022/05/28(Sat) 4:15:06

【鳴】 悪魔の愛し仔 クロウリー



 嗚呼、インタリオ様……嬉しい
 貴方だけが、僕の生きた意味だ

[悪魔と魔術師とを繋ぐのは隷属じみた契約関係で、
向いた感情の種や、ズレた互いの愛の概念について語らうことは無い。

それは恐らく必要も無いことだった。
主は育て上げた仔の捕食を、下僕は終焉を望んでいるのだから。

故に私は、最期の願いが容易に受け入れられたことに悦びを感じた。
これで、何一つ成し得なかったと思いながら死ぬことは無いと。

恍惚と彼を呼び、
触れた身体が離れていくことに惜しさすらも覚えて────]
(=24) ガラテア 2022/05/28(Sat) 5:38:24

【鳴】 悪魔の愛し仔 クロウリー



 ……え?

[一瞬でその熱が冷めてしまった。
聴覚に置き去りにされた思考は、一つ一つを掬い取り追いついていく。

主がこの身に飾った、ブローチとネックレス
人間の魂を加工し作品とする、芸術の悪魔


じわじわと湧き上がる悦びではない何かに名前を付ける前に、
悪魔の昔話が、逃避出来ない真実を告げた。]

 
は、……嘘
   なんで、どうしてそんなこと……


[信じられないものを見る目で、誇らしげな笑顔を見つめた。

悪魔に学びを授かる自分を見守っていたものは、
その下僕となり、邪悪な行いを繰り返した魔術師の胸元にあったのは

惑う声は体現した影の花により長くは保たなかった。
突然の出来事への悲鳴すらも、黒に呑み込まれて消える。*]
(=25) ガラテア 2022/05/28(Sat) 5:39:43

【鳴】 悪魔の愛し仔 クロウリー



[私には最早怒る権利も、そうする気力もありませんでした。

思い出の殆どを失い、
母親を無残な姿に変えられ、父親に裏切られた記憶だけが鮮明な今や
蘇らせる愛情も無いのです。

私に残されたものは彼らではなく、
彼らを天に還さず我が子の側に留めていた悪魔であることに
今尚、変わりはありませんでした。

湧き上がったものはきっと、ただただ純粋な絶望なのでしょう。]
(=30) ガラテア 2022/05/28(Sat) 6:14:34

【鳴】 悪魔の愛し仔 クロウリー



[母親と二人、見渡す限りの緑の中で>>1:=4

それは、生きたまま身を砕かれ喰われていく痛みに襲われる前
最期の正気が思い出させた記憶。

最早音でしかない叫びが口から漏れ続けるのと裏腹、
どこまでも穏やかな光景。

やはり、悪魔の仔と化した私は彼女の声を忘れたままで────*]
(=31) ガラテア 2022/05/28(Sat) 6:19:28